|
谷口ジローに、山は山でも雄山をみた しばらく前から山岳関係のマンガや小説をよく読んでいます。 発端は「バーティカル・リミット」と言う正月映画の予告編が強烈なインパクトだったから何ですが、本編がやたらと消化不良な映画だったせいで、それをなんとかしようと面白い関連ブツを漁っている訳です。 最初は友人がハマっていた「神々の山嶺」と言う小説でした。これが無類に面白かったのですが、途中で強烈な活字離れを起こしてしまい、途中でマンガに走ってしまったんですな。 そこで登場するのは上記の作品のマンガ版を担当している谷口ジローの「K」。色んな所で評判だったんで、早速文庫版を購入しました。 最近これを又読み返して、改めて面白かったんですが、中でちょっと気になったコマがあったもんですから… 息子が遭難して救助を募る大金持ちのおじさんですが、神聖なその山に誰も登ろうとしない。そこで日本人であるKに頼みに来るんですが、金では動かないのがK。 奥さんの涙にグっと来ますが、一縷のチャンスを見いだしたKは遂に重い腰を上げます。 すっかり見捨てられて人間不信状態に陥った金持ちのおじさんが、現れたKを金目アテだとなじるくだりがコレ
↑ボクはここに雄山をみましたね。ええ。指さしとセリフの細かいところで。「おまえら」「ごとき」、そして「よのぅ〜〜〜ッ!!」 しかもカタカナとは言え、妙な一拍空けの 「ワッハハハハー…」 まで含めて極めて雄山節です。まあ、こちらの人はなんだかんだ言って自分の息子可愛さで憎まれ口を叩いているだけなんで、我が子憎さが極まっての雄山にはちょっと格が及ばないですが。純粋ですから。雄山は。 しかし「よのぅ〜〜」は言いたいですねえ。 でも、発音で言うと「よぬーー」になりそうなんですけど。 文庫版で全一冊、双葉社(左江内氏と同じだ)から出ているので手軽に手に入れられて読めると思うのですが、中でもボクが現在お気に入りなのは男っぷりのあまりにも高いKのコレ
↑これぞ山屋って感じで。こんな顔が出来るようになりたいと日夜努力して居るんですが如何せんボクに出来ることと言ったら 「ホールドがない!!」とか くそおお… ただ、このマンガの素晴らしいところは兎に角リアリティが有ることと、危機回避行動が全て理にかなった納得のいく方法になっている事です。こういうディティールの積み重ねが、手に汗握る演出に繋がるんですよね。 「め組の大吾」みたいに超能力にも頼りませんしね(冗談ですが)。 それからやっと活字離れが治まって、「神々の山嶺」も読み終わりました。前後編の大長編ですが、グイグイ読ませてくれてまさに骨太な傑作でした。高度順応とかも含めて、ジャイアンツ(8000メートル級の山の事をこういうンすよ。へへ)を登るアルピニスト達はああも過酷なのかとびっくりしますね。コーヒーの宣伝でやってる「清掃登山」ってホントかよって気になること請け合い。はははは。 そういえば週刊誌で観ましたけど、あの高度だと微生物もいないし寒すぎるので、死体がそのまま腐らないで、そこら中にゴロゴロ白骨化したりミイラ化したりしているんですね。いやあ、あの写真軍は強烈でした。 と言うわけであの顔をどうしてもこの場違いなサイトに載っけたくて書いてみました。必読ですよ皆さん。 おまけ
↑遊びてええええ。 ではでは。 |