COMIC QUE VOL.2

掲示板にもあった松本大洋の「ドラえもん」ですが、イーストプレスが定期的に出版しているCOMIC CUEと言う雑誌のVol.2のカヴァー。ヴァージョン特集に掲載されています。

一号目は江口久寿が中心になって、相変わらずいきなり落としまくっていて笑えましたが、大友克洋の現在最後の漫画作品が載っていたりします(この後描いてるのかなあ)

二号目では、上記の「ドラえもん」以外にも、おおひなたごうの異常にわかっている「魔太郎がくる」も掲載されていてお得です。(あとがきでも笑わせてくれます)

大友克洋と言えば最近は「メトロポリス」の脚本を書いたりしてピントのぼけた仕事ばっかりしていますが(頼むから監督か漫画を描いて欲しい)、この間観に行ったガンダム特別編の上映会で特別上映された、フルCGの短編ガンダムの監督がいきなり大友で吃驚しました。まあ、ガンダムをわかってんだかわかってないんだか微妙な代物でしたが、宇宙服を着た人間をあおりで捉えるカットに、確実に大友節を感じました。

↑下手くそですいませんが、こんなの。

・・・・・・・・・

で、

懲りずに「美味しんぼ」なんですが。

今回はボーナス富豪様のすばるさんが大量に買ってきた後期美味しんぼを読んでました。

水だしコーヒーを飲む巻なんですが、怒濤のような調子の良さも芸術的ですが、例の究極の賛美も遂に行き着くところまで来たと言う感じを受けました。

それがコレ

↑「何も言いたくない」! 素晴らしいですよゆう子さん。大笑いしました。

で、これを受けた山岡の旦那がまた格好良くて、

曰く

「まったくだ……」

しかも、その舌の根も乾かぬ内に(なんと同じ吹き出しで)、間髪入れずコレ

「香りと味の金波銀波に揺られてたゆたう快感ってやつだよね。」

うおおお。

金波銀波に揺られてたゆたうなんて表現は恥ずかしながら初めて聴きました。凄まじい絶賛だと言うことは分かる説得力。

何も言いたくないクセにこれもんのコトが軽々と言えるんですから、流石の美味しんぼ夫婦ですな。

ワインと日本酒の話でも山岡の旦那は笑顔で暴走。

雄山と違って山岡の持ち味はひねくれた美学なんですが、コレもまた絶品。

「それが先入観と言うか、
愚かな思いこみと言うか、
西洋のものなら何でもありがたがる
舶来崇拝主義と言うか……」

言うか三段活用。

だてに雄山の息子じゃないですね。しっかりとした持ち味でこれはこれでいいじゃない。

しかし、舶来崇拝主義って…

しかも次の巻なんて表紙からして大爆笑。

まあコレ

「フランケンシュタインを愛する男」を虚仮にした男並の手の小ささですが、表紙でこんな表情を購買者に叩きつける花咲アキラのセンスに脱帽。

55巻。表紙だけでも必見です。

ちなみに、上記の話が収録された54巻は、後期雄山にしてはメタクソ節が炸裂していて最高の「日本酒の実力」も収録されているので楽しめます。

まあ、理にかなってたり、何気に山岡達に助け船を出す形になったりするあたりはどうにも頂けないですが。

もっとも、そんなのはゆう子さんの菩薩解釈な訳で、雄山の腹の内はボクらが一番分かってますけどね。

ではでは。