つまらなそう

森羅万象は陰と陽であらわされるように、たいてい表と裏がある。

旨そうな描写をさせたら天下無双のF先生は、不味そうな描写もこれまた随一の巧さをで描くことが出来る。

今日久しぶりに「未来の想い出」を読み直していたんですが、漫画家が主人公なだけあって、様々な架空マンガが登場する。

F先生は安直なパロディタイトルも好んでつけるが、それが何故か妙に笑えるという(贔屓目もあるのかもしれないが)特徴を持つ。

「イエオン」しかり「アバレちゃん」しかり、「ベルデカ」しかりだ。(しっかし、「ベルサイユのバラ」と「ガキデカ」をミックスしようなんて発想がもう…さすが、傑作ウルトラ・ミキサーをはじめとした、合体の権威である)

まあ、たまにオリジナルのマンガが登場しても「フジモトくん」なんつう、身も蓋もないような小爆笑タイトルを小さく描いて笑わせてくれるのも好きだ。

話をもどして「未来の想い出」だが、初っぱなからコレで笑わせてくれる。

↑えらいつまんなそうです。もう自作のタイトルに関しては唸るほど良いタイトルを考案するF先生ですが、もうこういう所では遠慮なくダメなタイトルを付けるのが素晴らしい。「座敷わらし」をヒントにしたこのタイトル、「ボーイ」って安直すぎるのは良いとして、デザインが桁外れにマズイ。これが大ヒットするという設定自体が一つの不条理ギャグなのではないだろか。

しかも、この「ざしきボーイ」が人気不振で終了した後に続く作品群が、これまた凄まじい。

「ファン太の大冒険」
「われら宇宙っ子」(読みたくねええ)
「ラッキー13」(ほらやっぱり「グループ・6はF先生だって)
「おつむ1010(テンテン)」
「花園の虹の戦士」

とどめが

「ハテナくん」(これはちょっと読みたい)

まあ、それにしても

「やぶれハッポー」

ってのもかなり狂ってるんですが。これまたすこぶる面白くなさそうだし。

でもあれですねえ、F先生は今頃何度目のトキワ荘を過ごして居るんでしょうかね?

ではでは。