古本屋さん

映画の始まる時間まで間があったので、以前から行ってみたかった古本屋さんに行ってみた。

場所 池袋のサンシャイン通りより一本横のさびしい道路…
とき 午後7時過ぎ…
(刈野勉吉 あだ名解説者風に)

一階にはコミックや文庫本などのお定まりのモノがあり、どれも別段大した獲物もなし。

ただ、目的だった筒井康隆の文庫はあったので行った甲斐はあった。

ところが、そこには直結していないが二階があったのだ。

その二階というのが…

もの凄かった。

いや、勘違いして貰っては困るのだが、凄いというのは「凄いブツがあった」とか、そういう高次元なモノではなく、

ただ異様に乱雑だったのだ。

恐らく古本屋さんが好きなら何となく理解は出来るのでしょうが、こちとら上京したての時に神田の古書街でクラクラした想い出があるだけに(いや、古本屋さんは好きなんですよ念のために)、懐かしいというか何だか笑いがこみ上げてくるようだった。

紐ぐるみの本が粗大ゴミの様に所狭しと積み重ねられており(だから懐かしいのかも)、棚という棚にたどり着けない

本の物色は離れた場所から棚を観るしかない。

プレミア本のケースらしきガラス棚には更に近づくことも出来ない上に、ライトが何故か消されており中も薄暗くて判別が難しい。

かろうじて「新・怪物くん」が数冊見えたぐらいだ。

まあ、別にお金もないから見せてくれとは言わないが、書店としてどういう経営方針なのか。ただただそれが気になって面白かったのだ。

雑誌などもたくさんあるのだが、どれもこれも山積みなので、特定の雑誌を観るわけにも行かず、山の一番上を見回すだけだ。言ってみれば宝の山と形容できなくもないが。

まあ、藤子不二雄関係のタイトルだけでもと思って目を凝らしてみるが、あんまり大したモノはなかったようだ。あっても高い値段を付けていそうだったけど。

いやあ、どういう意図にしろ、本というのは観て読んでこそ楽しいわけで、動物園のような気分は御免である。

「おい、みろよ、手塚治虫の『人間ども集まれ』があそこに二冊見えるぞ。あのタイトルみるといっつものび太の「あちまれー!」を思いだして、『人間どもあちまれ』って思っちゃうんだよなあ」

ってな会話でもしろというのか。

・・・・・・・・・

以前雑記にもチラっと書いた「美味しんぼ」と「ジョジョの奇妙な冒険第四部〜イタリア料理を食べに行こう」の類似に関してメールをいただいた。あの話は筒井康隆の「薬菜飯店」と言う短編の方が原典としては有力。と言う内容でした。

で、今日上記の古本屋さんで文庫を購入。帰りの電車で読んだのですが、これがもう大爆笑(を堪えた)。荒木はキチンと自分流に料理をしているとはいえ、紛れもない筒井ワールド的な(そんなこと言えるほど読んでないですけどね)大爆笑短編でした。

中国料理の効能(?)が過剰なほど効果がある店に来た主人公に降りかかる、前代未聞の大効能が兎に角面白いし、それに対する各登場人物の反応と言動がいちいち可笑しい傑作でした。いやあ、笑った。

その面白さに「美味しんぼ」で確立された「絶賛節」を過剰にアレンジして加えた荒木の手腕というか、異常さはやはり凄いと改めて思いました。

ちなみにそのホンの一例を挙げると

↑ソフトボールぐれぇーたまっているのは

↑この料理でモッツァレラチーズを覚えました。実際にトマトと一緒に食べたけど、肩の肉がえぐれるほど垢は出ませんでしたが、それはボクが肩こりではないからでしょう。

いやあ、ジョジョ最高だなあ。

ではでは。