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藤子・F・不二雄SF短編PERFECT版 第二巻 二巻目が発売されたSF短編ハードカバー版ですが、今回は一巻目と違って読んでない話は「ボクラ共和国」だけでした。 ところが、この「ボクラ共和国」が色んな意味でツボにハマりまして。はははは。 話としては宮沢賢治の(一発で変換されました。流石ですな)「風の又三郎」をF先生風にSFアレンジと言った感じです。 まあ、ボクとしてはどちらかというと「領土を持たない国民」と言う平和思想が「沈黙の艦隊」を連想させてくれましたが。 とまれ、それはそれとして、前述の「色んな」と言う部分はこんな部分です。
↑主人公がボクラ共和国の説明を聴いて、唐突に開眼する場面です。 唐突ブリも何だか変なんですが、やっぱりコレ
↑邪教スレスレですがな。何故これほどにグルグル? ここん所がどうにも話の展開に乗り切れない部分で、素直に感情移入できないんですな。話的にも「新興宗教」系ギリギリの展開だし、その唐突ブリと相まって、なんだか洗脳ムードです。 で、それを更に(ボク的に)追い打つのがコレ
↑「ボクラ共和国の国旗」なんですが、あまりにもグルグルです。それはもうグルグル。あまたあるグルグルの帰結といいますか、国旗ですからね、もう。こんな国旗掲げる国はオリンピックに参加できませんよ。 話は終盤こういった「伏線(?)」を無視して、良い感じに進むんですが、それならそれで、ボクとしてはどうして「グルグル」を多用してまでボクの変な心を刺激しているのかが分からんのですな。 F先生の話としては、珍しく「居心地の悪い」感じを味あわせてくれる短編でした。 ・・・・・・・・・ 今回収録されている短編も粒ぞろいで楽しめますが、SFとして衝撃的だった「どことなくなんとなく」は、自分も小学校2年生の時に同じ様な気持ちにとらわれていた時期があったので、かなり共鳴したと同時に、こういう風に作品として顕在化させられたことがショックでした。当時は「自分がマンガの一部…マンガの登場人物のような気分」と言う唯我論的心境に自分を追い込んで、識域下の淵ギリギリまで行く恐怖感を楽しんでいたんですね。あれは危険な雰囲気の一人遊びでした。 他にも「箱船はいっぱい」何かも自分が個人的に真似する驚愕顔があったりして、楽しめます。 いやあ、ドレもコレもホントに面白いですよ。 ではでは。 |