局地的日常用語

漫画でも映画でも何でもそうなのだが、別段重要でもない、何気ない台詞とかセンテンスが、どういうわけだか脳裏にこびりついてしまって、よく口をついて出てくる事が多い。

そして、大体同じ様なモノを読んだり観たりしている学生時代の友達なんかと、完全に内輪だけで使う内に日常会話と化していたりする。

だが、ごく稀にそんな極めて局地的日常用語が通じる相手にであったりしてしまうと、驚きを通り越して異様な仲間意識が芽生えてしまったりする。

恐らくシンクロシニティとか呼ばれているモノだと思うが(嘘)。

自分としてはこの「変ドラ」で取り上げているネタの一部は、そういった局地的日常用語だと思っていたのだが、上京してきたときに以外や以外に通じるので吃驚したモノだ。

まあ、ドラえもんぐらい門口が広いと当然そういった事は予測できてしかるべきなんだが。人間ってのは十人十色のように見えて、案外似たような事が脳裏に残るモノなのだろう。

例えば「まんが道」なんかも、かなりそんな日常用語の宝庫なのだが、ボクがよく使う言い回しにコレがある。

↑実は影の主役「テラさん」の名文。引っ越しの手引きの実物がこの間刊行された「愛、しりそめし頃」の三巻に掲載されていましたが、この手紙も読んでみたいですね。

この手紙の書き出しである

「いったい貴君たちに 何があったのですか?」

が、何故か脳裏にこびりついてしまい、よく使ってしまう。

恐らく原因は「貴君」だと思うのだが。トキワ荘の面々が使う、親しい仲にも礼儀有りすぎな、言い回しはなんかツボに来るのだ。

「○○氏!!」

とかね。「氏」付けで友達を呼びたい。

他にも、個人的に才野の

「おれがオセジいうと思うのか!」

もお好みで、よく使ってしまう。勿論裏腹にお世辞気分満々の時に使うのがポイント。ひょっとこ口で。

手に汗びっしょり(のつもりで)

「みろ満賀! みろ!」(って実際はこんな台詞言ってないんですが)

もよく使う。

まあ、将来「まんが道」が教科書に載るようになって、

「春は曙ようよう白く成り行く……」みたいな扱いをされた時、まるで意味もなくそれを逆から読んで覚えさせる先生とかが出てこないことを祈りたいもんだ。

・・・・・・・・・

局地的日常用語をもうちょっと。

学生時代は局地的だったのに、上京→ネットと世界が拡がることによって、殆ど公用語に近い扱いを受けているモノの一つに「ジョジョの奇妙な冒険」などの荒木飛呂彦の言い回し……いわゆる「荒木語」がある。

以下、広く使われている荒木語

「カリスマ!!」(恐らく最も使用率が高い)
「ムカドタマ!」(凄く怒った時に)
「ボタンからシャツが取れた」(ウッディ・アレン並のジョークを表すときに)
「シーザー!」(口は四方に広げて)
「はっきり声にだして言ってもらおうか。ダービー!! プッ」(プッがポイント)
「閉じろジッパー!!」(気合いを入れるときに)
「てめーらなにやってんだあ!」(仲間が集まっている場所へ遅れて行ったとき)
「うだら何ニヤついてんがあ!」(横っ面は叩くとき)
「この○○には夢がある!!」(決意表明するとき)
「おめえ何いってんだ?」(上の台詞に対して)
「記録している記録しているぞおお!」(ノートをめくるとき)
「これじゃあああ!!」(何かを示すとき)
「オーノーだズラ」(ゲームなどでやられたとき)
「○○風に言うと、『ぬきな!どっちが素早いか試してみようぜ』というやつだぜ」(もって回した言い回しに。二段活用)
「便所のネズミのクソにも匹敵する」(最低の修飾)
「どうでもよかろうなのだあああ!!」(やけっぱちになっているとき)

などなどキリがないですが、これ以上やるとこのページが一体なんのページか分からなくなりそうなので終わります。

ではでは。

(「勝った! 第三部!」)